大学の頃、役者を志し劇団を立ち上げた。
劇団というと、きっちり演劇していますという感じの体裁に聞こえるが、
中身は、演劇のことは何も知らない、ただ、演技に憧れを持つ、そんな劇団を始めた。
高校の頃に知り合った仲間と、ああでもない、こうでもないしながら、自分の未来(さき)を信じて、
演技して、作品を作り上げることに夢中になった。
演劇部のない大学校内で、使っていない教室を借りて、発声練習をして、トレーニングをして、
意味のあるような意味のないようなメソッドを鍛錬する時間を過ごした。
学生課からは、何かの宗教かと思いましたと言われ・・・
学生からは、あいつらは変な集団だと思われ・・・
それでも、演劇のない大学に演劇という文化を根付かせるために、日々、がむしゃらに活動した。
それが原点である。
と書いたところで、時間が来てしまったようだ・・・。
そろそろ、現場に行かなければならない。ここまで書いても絵心劇の由来まで到達することはできなかった。
時間というのは、酷だ。待ってはくれない。さあ、出発するとしよう。
※ちなみに写真は役者をしていた頃の写真。エゴサーチで見つかった「たったの1枚」